研究開発
RESEARCH AND DEVELOPMENT
バイオテクノロジーの
産業構造の改革
藻類の大量培養を低コストで実現できる技術により、CO₂削減やバイオ燃料の生産といった環境課題に対するアプローチをビジネスとして成立させることが可能となりました。「環境の浄化」や「クリーンエネルギーへの転換」の課題解決に向けて、あらゆる藻類の産業培養において、安定性、安全性に優れた生産技術を提供します。
Society 5.0 for SDGs
BXを推進するバイオ技術の分野
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White BIO
工場・エネルギーの効率化バイオ燃料の開発・微生物による廃棄物処理
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Green BIO
飼料・環境浄化、食料生産の安定化遺伝子改変技術の作物改良、耐病性・高収量の農作物開発
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Red BIO
医療・健康の革新バイオ医薬品の研究開発、遺伝子治療・再生医療の推進
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Blue BIO
海洋資源の持続可能な利用海洋バイオマス利用、海洋汚染のバイオレメディエーション
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Grey BIO
環境保全と修復土壌・水質浄化、廃棄物のバイオリサイクル

アルヌールの技術
バイオテクノロジーの革新藻類における研究開発
アルヌールの基幹技術は、長年にわたる培養実績から生まれた《高濃度培養》と《長期連続培養》を両立させる室内型バイオリアクターです。 この技術により、さまざまな種類の藻類を安定的かつ低コストで大量生産することが可能となり、藻類の産業利用を現実のものにしています。
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研究開発例 01
ビニールバッグでのクロレラの培養
藻類の特性を最大限に引き出す培養技術の開発に取り組み、エアーリフト型培養装置を用いた淡水性藻類・クロレラの高濃度かつ安定的な培養を実現しました。 この技術は、ヘルスケア分野やCO₂削減を含む環境分野での研究・開発、技術提供、関連製品の展開に活用されています。

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研究開発例 02
単細胞紅藻類チノリモの室内培養
多糖類を分泌する微細藻類、 チノリモの安定した高濃度培養に成功しました。 チノリモは海産の単細胞紅藻で、培養には人工海水を使用しています。ごく少量の種株からでも、手間をかけることなく高濃度での培養が可能で、増殖した赤色の細胞は、窒素が欠乏した状態になると時間の経過とともに培養液中に多糖類を分泌し、 培養が進むにつれて培養液に粘性が生じるようになります。医薬・化粧品などへの応用も期待されており、今後の生産技術の確立に向けて重要な成果となると考えられます。
