自社培養微細藻類からのフコキサンチン抽出に成功

PATH corporation

2021年6月28日

パス株式会社(東京都渋谷区:代表取締役 堀 主知ロバート、東証二部 コード番号 3840)
の連結子会社である株式会社アルヌール(東京都渋谷区:代表取締役 畑 宏芳、以下、アルヌー
ル)は、2020 年 11 月設立以来自社の R&D センターにおいて微細藻の安定した「屋内連続培養」と
「収穫」を継続しておりますが、この度、培養微細藻から有用成分である「フコキサンチン」の抽出に成功いたしましたことをここに発表いたします。
第三者機関の分析成績としても、微細藻乾燥バイオマスあたり 1.03〜1.17%と、高含有率で安定
した結果となり、現在一般的な褐藻類の場合(0.03〜0.1%)と比較しても大きく高含有率を上回る
結果となりました。
この結果について、分析をご担当いただいた一般財団法人 生産開発科学研究所 食物機能研究
室 室長で、薬学博士でカロテノイド研究の第一人者である眞岡先生からも詳細な分析データとともに
「フコキサンチンの供給源としてすぐれた製品である」と、コメントをいただきました。
アルヌールが目標とする生産・抽出を進めている「フコキサンチン」とは、昆布やワカメなどの褐藻類にごく微量に含まれる海洋性カロテノイドの一種で、“抗酸化作用や抗炎症作用”をはじめ、“コラーゲン産生
促進作用”、“ヒアルロニダーゼ阻害作用”、“がん細胞の増殖抑制や抗肥満”、“抗糖尿病作用など有
効性”に関する多くの報告がなされております。
しかし、現状では化学合成や遺伝子組み換えなどによる供給が不可能であり、天然物からの抽出に
依存していることで非常に高価なため、一般に広く普及していない状況です。
今後は、この成果をもとに、更なる安定した量産体制の構築とグループ会社への原材料の供給体制
の確立を推進するとともに、独自の培養環境制御技術により「フコキサンチン」の対乾燥重量あたりの含
有率の向上を目指し、対象微細藻の生産性向上に寄与する先端技術開発を進めてまいります。